学校日記

学校で見てほしいもの

公開日
2005/12/09
更新日
2005/12/09

校長先生の部屋

 今日は,学校で是非見て欲しいものを3つ紹介します。
 一つ目は、珪化木 " けいかぼく " です。知っている人はいますか?大昔に生えていた木が土の中に埋まってしまい,土の中で長い年月の間に石の成分が木の中にしみこんで固くなり,石になった木の化石です。 
 元々は,庄内川の上流にあったものが,台風とかの大雨で流されて,このあたりの庄内川の河原にあったものだと思います。今は少ないですが昔は庄内川の河原にはたくさんあったという話を聞いたことがあります。先生も一つ見つけて持っています。どこかのお家にあった物を,学校にあった方がいいと言うことで寄付していただいた物だと思います。学校にあるのはとても大きくて立派なもので西藤山台小学校の誇れるものです。観察池の西側とメダカの池の中にありますので是非一度見てください。
 二つめはビワ(バラ科ビワ属)。6月頃に,黄色く熟した実がなり,食べますからたぶん知っていると思います。中国にあったものが日本に渡ってきたと言われています。葉や種子は薬と使用され,木は印鑑や杖の材料として使われています。そのビワの花が,丁度これから咲きます。
 枝先に,茶色の綿毛に包まれたつぼみを50〜150こ位い房状につけ、径1㌢ほどで5枚の花びらのある白い花を次々に開きます。普通は,昆虫や風が,おしべの花粉をめしべまで運びますが,この花では,主に小鳥が花粉を運びます。これからの季節ではメジロ がよく来ます。駐車場の南に札がかけてあります。花もメジロも是非見てください。
 三つ目は サルノコシカケです。 ビワの少し東側の切り株にあります。これは,木や 枯れ木に生え,年々成長し、大きなものは直径50センチ以上になるキノコです。木に生えたその形がちょうどサルが座るイスに見えることから,この種類のキノコにサルノコシカケという名前が付いたようです。昔から薬として使用されてきました。体の力を高めて、病気にかかりにくくしたり、病気が進むのを抑える働きをしてくれるそうです。 大きくて先生もびっくりしました。
 学校の中にも,自然の不思議がいっぱいあります。是非探してみてください。そして,見つけたら先生にも教えてください。
(朝会講話より)