学校日記

観察池の亀

公開日
2005/12/09
更新日
2005/12/09

校長先生の部屋

 観察池にはたくさんのカメがいることは知っていると思います。大きいものと小さいものをあわせて10匹以上はいるようです。どんなカメがいるか知っていますか。 全部で3種類のカメがいます。
 一つは よく夜店などで売っているミドリガメが大きくなったミシシッピーアカミミガメが2匹います。一番大きいのがそのうちの一匹です。首を伸ばすと目の後ろに赤い模様がありますからすぐにわかると思います。もう一種類は クサガメです。池の中には一匹しかいません。大きさは15cm位で少し黒い感じがします。特徴は首を伸ばすと首筋に黄色い線の模様があります。また甲羅に3本のはっきりとした出っ張りがあります。 最後の一種類は イシガメです。甲羅が黄色っぽい色をしていてたくさんいるカメです。一番小さい5cm位のカメもイシガメです。 最近よく池の外にイシガメが出ています。見たことはありませんか。何をしているかというと、卵をうみに出てきています。イシガメは6月ぐらいになると,夜 池からでて いい場所を探して,後ろ足で穴を掘って3〜4cm位で楕円形をした白い卵を4〜10個ぐらい産みます。
 池の周りをよく見るとカメの掘った穴の跡がたくさんあります。是非 みてください。 きっとどれかの穴に卵があって60〜70日位すると子ガメがかえって出てきます。楽しみにしてほしいと思います。孵ったらまた知らせたいとおもいます。
 みなさんもいろいろな生き物を飼うことがあると思いますので,一つお願いをします。
それは 生き物を飼うなら最後までちゃんと面倒を見るということです。もともと,学校の池にはカメはいませんでした。ミドリガメも小さいうちはとてもかわいくてよかったんです。だんだん大きくなって、大きくなりすぎてどうしようもなくなって、学校の観察池にくることになってしまいました。
 飼い始めたら最後まで面倒を見る。勝手にどこかに捨ててしまわない。ミシシッピーアカミミガメは日本にはいなかったカメです。日本の自然の中で増えすぎて 今までいたカメが減ってとてもこまっています。
 生き物を飼うなら 是非そのことを守ってほしいとおもいます。
(朝会講話より)