星の観察
- 公開日
- 2005/12/13
- 更新日
- 2005/12/13
校長先生の部屋
11月8日に学校で星の観察を行いました。
ちょうど火星の最接近が10月30日にあり、その前後しばらくの間、火星がとてもきれいに見えているからです。また、少年自然の家から天体望遠鏡を2台お借りすることができたからでもあります。
前日に見えるかどうかの確認をしましたが、月と金星もとてもよく見えていましたので、同時に観察することにしました。
当日の昼に、「星の観察をするので、夜、興味のある皆さんは保護者の方と一緒に見に来てください」と放送しました。来てくれればいいなと思って待っていると、観察の予定時刻になったころ少しずつ来てくださり、最終的に保護者の方を含め100名ぐらいの方に見ていただきました。多くの皆さんが天体について興味を持っていてくれることを知って、理科専門の教員としてはうれしく思いました。
天体望遠鏡をのぞいてみて、初めて目にする星の姿に思わず歓声が上がりました。特に、月が明るくクレーターもはっきりと見えて、「図鑑の通りで、すごい」という声が多かったと思います。また、金星は肉眼では丸く見えているのに天体望遠鏡で見ると、小さな月のように欠けて見えるのが不思議なようでした。知識として知っていても、本物を直接見ることは本当にすばらしいことだと思いました。
火星は、模様まで見ることはできませんでした。何となくそういわれればあるような気がすると、言う感じでいた。しかし、天体望遠鏡の視野の中にはオレンジ色に輝く小さな太陽のような火星をはっきりと見ることができました。
観測の終わりの頃の時間になると、金星は沈んでしまって見えなくなり、火星は雲に隠れて見えなくなってしまいましたが、雲の切れ間を待ってほぼ全員が火星を見ることができたと思います。ただ、望遠鏡を片付けた後に来ていただいた方には申し訳なく思いました。後日、また行う予定です。
(イメージ写真ー実際の写真ではありませんがほぼこの通り見えました)
※左から金星、火星、月 ※望遠鏡では上下左右が反対に見えます。