<校長室の窓> Anyone volunteer ?
- 公開日
- 2019/09/18
- 更新日
- 2019/09/18
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
今日、1年生の英語の授業で、新しくおみえになった先生が、
1年生の生徒に対して、
「Anyone volunteer ?」と問いかけてみえました。
私はふと、昨年度、この「校長室の窓」に書いたことを思い出しました。
以下は、その時の文です。
皆さんは、授業中に先生から、
「はい、この問題、だれかやってくれませんか?」と、
よく言われると思います。
英語の発祥地であるイギリスの学校では、
このような時に、教師は生徒に、
「Anyone volunteer ?」と言います。
「だれかボランティアはいませんか」という表現をするのです。
つまり、自分から進んで、
無償でクラスのみんなのためになることをやるときに、
「ボランティア」という言葉を使うのです。
イギリス流に考えれば、
教科の授業中に、先生の質問に対して、手を挙げて積極的に答えたり、
意欲的に活動することも、「ボランティア」ということになります。
また、イギリス流に考えれば、
学級の話し合い活動や役割分担を決める際に、
自ら進んで、学級のために、積極的に発言したり、
様々な活動をしたりすることも「ボランティア」です。
生徒会の執行部の選挙の時に立候補するのも、
生徒会の活動に進んで参加するのも、
委員会の仕事を一生懸命するのも、
部活のキャプテンを務めるのも、
イギリス流に考えれば、みな「ボランティア」なのです。
(以上)
本校には今年度は「学生ボランティア」の方が5名来て下さっていて、
皆さんの「学習支援」などをしてくださっています。
また、地域には、「安全見守りボランティア」の方がたくさんみえて、
小中学生のために、毎朝、交通安全立哨をして下さっています。
私は、校長として、心から感謝しております。
また、本校にも、生徒会の「福祉ボランティア活動」がありますね!
夏休みに、福祉施設に行って、ご老人のお手伝いをした人がいましたね。
とても素晴らしい活動だと思います。
「ボランティア」とは、
もともと「自分から進んで願い出る人」を意味します。
ボラティア活動には、次の5つの基本的な性格があると言われています。
1つ目は「自ら進んで」という自発性です。
2つ目は「対価を求めない」という無償性です。
3つ目は「社会のために」という公共性です。
4つ目は「他に先駆けて」という先駆性です。
5つ面は「自分のためにもなる」という自己啓発です。
まとめるとボランテァイ活動とは、
自ら進んで、お金や物を求めることなく、社会のために行う活動
そして、その活動は自分自身のために行い、
活動を通して、なによりも自分自身の心が成長する
ということになります。
南城中学校の皆さんが、「クラス」「学校」「地域」のために、
「ボランティア精神」を、ますます発揮していることを、
心から期待しています。
ちなみに、現在、「春日井まつりボランティア」の再募集中です!