学校日記

タンポポ

公開日
2021/03/29
更新日
2021/03/29

校長室の窓(〜2020年度)

 
南中生の皆さんへ

クラブハウスの裏側(東側)にタンポポがたくさん咲いています。
今日もまた、金子みすゞの詩を紹介しますね!

星とたんぽぽ  金子みすゞ

青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。

ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきにだァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。


金子みすゞの詩の本校HPへの掲載は、
『金子みすゞ童謡全集』のJULA出版局から許可をいただいています。

金子みすゞの詳細はココをクリックしてください。

タンポポは、他の植物と違って、
「根っこ」がとても長くて、1m近くになるものもあるようです。
この長い「根っこ」が、厳寒の中でも、
「地上の花」をしっかりと支えているのです。
雨が降らない日は、さらに根を伸ばしながら…。

私たちの「心の根っこ」も、目に見えません。
「見えないけれどもとても大事な部分」です。
「心の根っこ」がしっかりしていると、
タンポポの花のように、明るく元気に笑顔で毎日を過ごせて、
自分の目標に向かって挑戦することができるのです。

では、「心の根っこ」を長くしたり強くするには、
いったいどうしたらいいのでしょう。
答えは簡単です。
「凡事徹底」です!