年輪
- 公開日
- 2012/03/09
- 更新日
- 2012/03/09
校長メッセージ
今日は朝からの雨です。実に良いタイミングで昨日の卒業式ができました。
でも、木々の芽吹きにとっては、何となく喜んでいるような風景にみえました。そして、卒業式前に剪定していただいた木の切り口が雨に濡れてよりはっきりとみえました。近づいて写真に撮ってみると、こんな細い切り口でも、たくさんの年輪が見られました。年輪の白いところは春でしょうか。茶色いところは夏から秋に育った部分でしょうか。木も寒さや暑さなどによって育っていく速さが違うのですね。
昔、東南アジア産のラワンの大木を輪切りにしたものを使って社会科の授業をしたことがありました。ラワンの木は常に暑い中で成長するので、年輪がはっきりとしません。いつも成長しているので、あんなに巨木になるし、成長の粗密も出来にくいようです。日本には四季があって、暑い時も寒い時もあり、そんな中で植物や私たち動物も成長していくのですね。
さて、同じ種類の花でも少しずつ時期を違えて咲くようです。早く咲く花もあれば、遅く咲く花もあるようです。ボーッとみていると、みんな一斉に咲いているように思えますが、実は咲くタイミングが違うのだそうです。これと同じ事が私たちにも当てはまりますね。みんな同じではないのです。人によっては、遅く咲く花をもっている人もいます。その花を咲かせるために一生懸命になればいい。あれ?どこかで聴いた言葉ですね。そう歌の”世界一つだけの花”の歌詞です。