学校日記

入学式式辞

公開日
2022/04/07
更新日
2022/04/07

校長メッセージ

令和4年度入学式 式辞
 高森台中学校の45回目の春です。最近になく厳しい冬の寒さに目覚めた桜は、みなさんの入学を祝うかのうように満開を保ってくれました。この佳き日に、期待を大きく膨らませて入学した109名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんを心より歓迎します。
 小学校高学年の2年間が、新型コロナの影響を大きく受けてしまい、とても残念に思ったみなさんも多いことでしょう。第6波の出口がまだはっきりしません。このような厳しい状況ですが、この高森台中学校には、皆さん一人一人が活躍できる場があります。この2年間で、どのような注意をすれば自分や周りのみなさんの健康を守ることができるかわかっています。きちんと感染対策をしながら、これから始まる中学校生活のすべてに興味や関心をもって、みなさんでチャレンジです。心配や不安もあるかもしれません。でも、まずは努力を重ねることです。先輩たちもそうやって乗り越えてきました。
 さて、小学校とは違い、みなさんを大人として見ていこうとします。ですので、中学校では丁寧に説明をしてもらったり、助けてもらったりということが減り、自分の力で取り組んでみることが多くなります。まずは、自分で考えて、一歩踏み出すことです。そんなみなさんに、中学校生活を充実させる3つのヒントをお話します。
 1つ目は、当たり前のことを大切にして、当たり前にできるようにしておくことです。これを「凡事徹底」といいます。例えば、「あいさつをする」「時間を守る」「他の人に迷惑をかけない」「仲間を大切にする」など、ごく当たり前のことをきちんとできるようにすることです。
 2つめは、仲間づくりです。お互いのいいところに注目し、小さな違いは気にせず、信頼できる関係を作り、みんなで高め合ってほしいものです。
 最後の3つめは、中学校生活は、たった3年間。しかし、長い人生の中でも、変化が最も大きく、とても大きな存在の3年間になります。そんな3年間を大切にするためには、きちんと「夢」や「希望」を持ち、めざすものの「目標」をはっきりさせることです。めざすものがあれば、それに向けて努力ができます。勉強も同じです。目標を決めて、自ら進んで積極的に学び、力をつけることです。なお、知識はもちろん大事ですが、自分で学ぶことができるように、考え方・まとめ方や1人1台のクロームブックの活用の仕方などのいろいろなスキルを身に付ける方がより重要です。この3つのヒント以外にも、皆さんの成長に役立つヒントはいっぱいあります。プラス思考でこの3年間を大きく成長する3年間に創りあげてほしいです。期待しています。
 最後に、保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。本日より大切なお子様をお預かりいたします。全職員、一致団結して尽力してまいりますので、よろしくお願いいたします。しかしながら、学校だけで実現できることには限りがあります。子どもたちの成長を確かなものとするためには、学校と家庭の連携が何より大切です。保護者の皆様方のご理解とご協力をお願い申し上げます。
 なお、コロナの影響はまだまだ続くと思います。これまでほどではないと思いますが、いろいろと変更が出てくることが想定されます。早めに対応をして、少しでも影響が小さくなるように努めていきます。感染症対策へのご協力をよろしくお願いいたします。
 さあ、新入生の皆さんの高森台中学校での3年間の生活が始まります。みなさんの成長と活躍に期待し、式辞といたします。

令和4年4月7日 春日井市立高森台中学校長 水谷 年孝