学校日記

たこめしのお話  きょうの学校放送原稿から

公開日
2013/06/28
更新日
2013/06/28

食育・給食

「答志(とうし)島」という島は、何県にあるか知っていますか?
 正解は、三重県です。三重県の答志島では、いろいろな種類の漁業や、わかめ・のりの養殖が盛んで、四季を通じて、新鮮な魚介類がたくさんとれます。特に、「たこつぼ」を使った、たこ漁がとても盛んです。たこは、せまいところに入りこむ習性があるため、「たこつぼ」という「つぼ」を使って、一年中漁が行われています。たくさんとれるのは夏ですが、冬のたこも、やわらかくておいしいです。答志島では、たこがたくさんとれると「干しだこ」にもしますが、たこめしに使うたこは干しだこではなく、生のたこを使って作るのが一般的です。また、たこを調理するとき、炭酸水としょうゆを入れて炊くとやわらかくなる、大根と一緒にたくと生臭くない、酒を入れるとやわらかくなる、酢を入れると色があざやかになるなど、各家庭で工夫されています。
 答志島で作られるたこめしは、たこ以外の具は油あげとこんにゃくだけで、具と調味料をあわせて米といっしょにたきこむシンプルな料理です。新鮮なたこを使って作るので、おいしいたこめしが出来上がります。
 給食では、たこ・油あげ・こんにゃくの他には、ごぼう・にんじん・たけのこ・しょうがを入れて作りました。たこを味わいながら、食べてくださいね。