学校日記

<校長室の窓> 右今咲花

公開日
2020/05/28
更新日
2020/05/28

校長室の窓(〜2020年度)

南中生の皆さんへ

本日いただいた「愛知県小中学校長会」の機関紙を読んでいましたら、
素晴らしい言葉に出会いました。
漢字4文字のこの言葉です。

在今咲花(ざいきんしょうか)

「今、在(あ)るところで花を咲かす」という意味です。
与えられた環境の中で、ひたすら生きるものは、美しい!
私は、常にそう思っていますし、自分も「そうありたい」と思います。

私は、この言葉を目にした時、
渡辺和子氏の大ベストセラー『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎)
の中の次の言葉を思い出しました。

置かれた場に不平不満を持ち、
他人の出方(でかた)で幸せになったり不幸せになったりしては、
私は環境の奴隷でしかない。
人間と生まれたからには、どんなところに置かれても、
そこで環境の主となり、「自分の花」を咲かせようと思いました。

渡辺和子氏は、著書の中で、次のようにも言っています。

人生は、いつもいつも第一志望ばかりを歩けるものではありません。
そして、必ずしも、第一志望の道を歩くことだけが、
自分にとって最良と言えないことだってあるのです。

人生には、「こんなはずじゃなかった」と思うことが、
次から次に出てきます。
南中生の皆さんには、
そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。

それでも、どうしても咲けない時もあります。
雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、
そんな時には、無理に咲かなくてもいいのです。

その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。
次に咲く花がより大きく、美しいものとなるために…。


※渡辺和子氏の詳細は、ココをクリックしてください。