学校日記

耐える

公開日
2020/04/12
更新日
2020/04/13

校長室の窓(〜2020年度)

南中生の皆さんへ 

愛知県の「緊急事態宣言」により、
「休校」が5月6日(水)まで延長されました。

約2か月間、学校で授業ができないこと、  
校長として、本当に申し訳なく思っております。
 

しかし、皆さんの「命」、
皆さんのご家族の「命」が何より大切です。

そのために、今の「休校」は、やむを得ないと思います。

南城中学校の生徒の皆さんの「学力」を保障することが、
校長としての私の「責務」であることは、言うまでもありません。

したがって、皆さんに勉強をしてもらうために、
学校として、休校中の「学習課題」は出しますが、
私は決して、「それで十分である」とは思っておりません。
そのことも、申し訳なく思っております。

しかし、言い訳をするわけではありませんが、
「学び」というのは、本来、
「自主的・自発的」「主体的」に行うものと、
私は、常々思っております。
皆さんの「自主的・自発的」「主体的」な頑張りを、
「祈る」ような思いで、心から期待しています!

数学が苦手なら、
「この休校期間の時間を使って苦手意識を払拭(ふっしょく)しよう!」
国語の読解力が弱いのなら、
「本を読んで筆者が言いたいことをノートにまとめてみようよう!」
など、自ら課題を見つけて、自ら進んで勉強をしていきましょう。
そういう時間が、この休校中には、たっぷりとあるのです。

そうすることで培われた「自主性」は、必ずや、
今後の皆さんの人生を、とても豊かなものにしていくと思います。


皆さんだけでなく、日本中の中学生が、
同じ「境遇(きょうぐう)」に置かれています。

しかし、今の状況を嘆いていても、前には進みません。
今は、「耐える」ときなのです。
そして、こういう苦しい時だからこそ、
「自分が成長できるチャンス!」と、
「プラス思考」で考え、みんなで一緒に「前」を向いて、
頑張っていきましょう!

本日、こホームページに、本校の各教科の教師からの
南中生への「学習のアドバイス」を掲載しました。

学校から与えられた課題だけを、ただ「消化」するだけでなく、
「自ら進んで勉強をしていってほしい!」と願っております。
自ら進んで行う勉強は、絶対に「楽しい」はずです。
「学び」が楽しければ、
「学んだこと」ことは、必ず定着します!


3年生の皆さんへ

「この休校期間を制する者が受験を制す!」
と言っても過言ではありません。
そして、「こういう非常時だからこそ人の真価が問われている」のです。
1年後、「あの時、頑張って本当によかった!」
「あの時の苦しみがあったこそ、今の喜びがある!」と、
皆で笑顔で話せるように、皆で頑張っていきましょうね!

やまない雨はありません
明けない夜もありません

どんなに「苦しい」ことも、始まれば必ず終わります。
皆さんの「頑張り」を、大いに期待していますし、
心から応援しています! 
        
                     校長 堤 泰喜