学校日記

<校長室の窓> 「助けて!」って言っていい!

公開日
2019/09/02
更新日
2019/09/02

校長室の窓(〜2020年度)

南中生の皆さんへ

2学期が始まりましたね。
多くの人が、明日のテストに向けての勉強をしていることと思います。
しかし、新学期を迎えて、
いろいろな理由で、悩んでいる人もいるかもしれませんね。
今日は、先日の読売新聞のコラムを紹介しますね。
コラムの著者は、お笑いコンビTIMのゴルゴ松本さん(52)です。
彼は、全国の少年院や学校などで、「漢字」を使って、
人生の大切さを説く「命の授業」を行っています。

(以下引用)

「兆(きざし)」という字がある。
例えば、学校で「いじめ」に遭(あ)って、
今、君は、生きるか死ぬか、
その両方の兆しの中にいるぐらい悩んでいる。
そんな時は、今の自分の状態を、
目偏(へん)を加えて、「眺」めてほしい。

つらいな、嫌だな、死にたい。
そこまで追い込まれているのなら、
今度は、「しんにょう」に変えて「逃」げていい。

逃げるという選択肢は、生きているからできる。
自分の命を守るためなら、学校も行かなくていい。
逃げて、周りをもう一度眺めてみよう。

落ち着いたら、今度は自分が成長できるように、
手偏(へん)に変えて、人生に「挑」んでいけばいい。

本当は、自分の意思(いし)や思いを言葉で伝えられるといい。
「意」という字は、「音」に「心」と書く。
自分にしか分からない心の音を見せよう。

両親や先生に気づいてもらえるように、
手紙やメールで文字にして伝える。

でも、それもできない時は、涙を流す。
生きたいと思って、下を向いて涙を流していたら、
きっと、誰かが気づいてくれるから。


<引用終わり>

いかがですか。
自分だけでは、どうにもならない時、
「助けて!」って言っていいのです。
それができなければ、ゴルゴ松本さんが言うように、
涙で「シグナル」を送ってください!

※ゴルゴ松本さんの詳細は、ココをクリックしてください。