学校日記

<校長室の窓> サニブラウン選手から学ぶ

公開日
2019/06/10
更新日
2019/06/10

校長室の窓(〜2020年度)

南中生の皆さんへ

世界が認める大器が、
日本の100メートルの歴史を鮮やかに塗り替えました。
米フロリダ大のサニブラウン・ハキーム選手が、6月8日(日本時間)、
全米大学選手権決勝で、9秒97の日本新記録をマークしたのです。
彼は、「スポーツマネジメント」に興味を持ち、米国へ留学しました。
学問と競技を両立しながら、快記録をたたき出したのです。

サニブラウン選手は、
2017年春に城西高(東京)を卒業し、同年秋からフロリダ大学へ。
海外の大会への参加手続きで苦労した経験から、
引退後の選択肢として「代理人」に興味を持ち、
国際的な視野で、「スポーツマネジメント」を学びたかったといいます。

陸上で全米トップレベルのフロリダ大学は、
サポートスタッフや分析機器が充実し、
高いレベルで刺激を受けることができます。
文武両面で最も良い環境で学べるように、
日本では、塾に通って「英語力」を磨いてきたそうです。

米国の大学には、トップ選手であっても、
「学生は学業を本分とすべきだ」という考え方が根付いています。
100年近い歴史を誇り、全米の学生王者を決める今大会も、
大学での学業が、「成績不振」であれば、
有力選手であっても、大会に参加できないのです。
サニブラウン選手は、大学でしっかりと講義を受けながら、
そして、多くの宿題(レポート)をこなしながら、
陸上の練習に励むという、まさに、「文武両道」の選手なのです!

それから、彼の小学校時代を知る恩師は、
「のんびりやでマイペース」
「まわりに流されることがなかった」

と、当時をふり返っています。

ガーナ人の父、日本人の母の間に生まれたサニブラウン選手。
小学校の頃から、色々な面で「苦労」があったといいます。
でも、「まわりの目を気にしない」性格が、彼を成長させたのです。

南中生の皆さんの中に、
友達のちょっとした「しぐさ」で、
落ち込んだり、悩んだりする人はいませんか。
自分は自分です!
まわりの目を気にする必要はないのです!
自分が自分にならないで、だれが自分になるのでしょう!


南中生の皆さんの中に、
部活に一生懸命で、勉強をおろそかにしている人はいませんか。
勉強が「第一」、部活は「その次」です。
部活で疲れるなら、朝、早く起きて勉強しましょう!
SNSが「第一」という人は、全くの「論外」「問題外」です!

サニブラウン選手のように、「文武両道」をめざしましょうね!

※サニブラウン選手の詳細は、ココをクリックしてください。
 (写真出典 Yahoo!画像)