学校日記

<校長室の窓> 子どもたちの幸せを願って

公開日
2019/05/31
更新日
2019/05/31

校長室の窓(〜2020年度)

先日、川崎市で起きた痛ましい事件に、私は大きな衝撃を受けました。
最近、子どもが巻き込まれる事件や事故が多発しています。

南城中学校の生徒も、
「遠距離」を歩いたり、「自転車」で通学する生徒が多く、
私はいつも、「安全に登下校してほしい!」と、祈っています。
ですから、毎朝、元気に登校してくれる南中生を、正門で迎える時は、
「ホッ」として、とても嬉しい気持ちになります。

川崎市のような痛ましい事件が起こらないようにするためには、
「社会全体」で、「安全なまちづくり」について、
真剣に考えていく必要があると思います

私も、「学校でできること」を、しっかり考えていきたいと思います。

この度、犠牲になられた栗林華子さん(11)のご遺族のコメントを、
紹介させていただきます。

さる5月28日に川崎市多摩区登戸新町で起こりました事件に関し、
多くの皆様が、亡くなった娘と我々遺族の悲しみに、
寄り添ってくださっていることにつきまして、
本書面を通じて、心より感謝申し上げます。

事件現場に手向けられた数多くの献花、お菓子等を拝見し、
娘がどれだけ多くの皆様に愛され、
どれほど皆様の思いやりに温かく包まれて、
大切な時間を過ごしてきたのかという事実に、
改めて思いを致している次第です。

本来であれば、取材にお応えし、
我々の気持ちをお話しすべきところではございますが、
人生で最も大切な、最愛の娘を突然奪われ、
今は全く気持ちの整理がつかない状態です。
ただただ、失ったものの
あまりの大きさと深い悲しみに打ちひしがれております。

報道関係者各位におかれましては、
自宅及びその近隣、葬儀場における取材・撮影は、
ご遠慮くださいますよう、何卒、宜しくお願い申し上げます。


私は、ご遺族のこのコメントを目にした時、涙が出ました。
栗林華子さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。

ご遺族のこのコメントを目にして、再認識したことがあります。
「子どもは、親にとって、人生で最も大切な存在であること」
「子どもは、親にとって、最も大きな存在であること」

「学校は、そのかけがえない大切な子ども達をあずかっているところ」
ということです。
そして、私達教師は、
お子様の「幸せ」を願う保護者の皆様からの「信頼」にお応えすべく、
一丸となって、「最大限の努力」を続けていかなければならない!と、
あらためて思いました。
肝に銘じたいと思います。