<校長室の窓> ボランティア精神
- 公開日
- 2018/11/20
- 更新日
- 2018/11/20
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
本校には、「学生ボランティア」の方が3名来て下さって、
皆さんの学習支援などをしてくださっています。
また、地域には「安全見守りボランティア」の方がたくさんみえて、
小中学生のために、毎朝、交通安全立哨をして下さっています。
私は、校長として、心から感謝しております。
また、本校にも生徒会の「福祉ボランティア活動」がありますね!
とても素晴らしい活動だと思います。
「ボランティア」とは、
もともと「自分から進んで願い出る人」を意味します。
ボラティア活動には、次の5つの基本的な性格があると言われています。
1つ目は「自ら進んで」という自発性です。
2つ目は「対価を求めない」という無償性です。
3つ目は「社会のために」という公共性です。
4つ目は「他に先駆けて」という先駆性です。
5つ面は「自分のためにもなる」という自己啓発です。
まとめるとボランテァイ活動とは、
「自ら進んで、お金や物を求めることなく、社会のために行う活動」
「そして、その活動は自分自身のために行い、
活動を通して、なによりも自分自身の心が成長する」
ということになります。
ここで、興味深い話を紹介します。
皆さんは、授業中に先生から、
「この問題を誰か前に出てきてやってくれないか」と、
よく言われると思います。
英語の発祥地であるイギリスの学校では、
このような時に、
「だれかボランティアはいませんか」という表現をするそうです。
つまり、自分から進んで、
無償でクラスのみんなのためになることをやるときに、
「ボランィア」という言葉を使うのです。
イギリス流に考えれば、
教科の授業中に、先生の質問に対して、手を挙げて積極的に答えたり、
意欲的に活動することも、「ボランティア」ということになります。
また、イギリス流に考えれば、
学級の話し合い活動や役割分担を決める際に、
自ら進んで、学級のために、積極的に発言したり、
様々な活動をしたりすることも「ボランティア」です。
生徒会の執行部の選挙の時に立候補するのも、
生徒会の活動に進んで参加するのも、
委員会の仕事を一生懸命するのも、
イギリス流に考えれば、みな「ボランティア」なのです。
南城中学校の皆さんが、「クラス」や「学校」のために、
「ボランティア精神」を、ますます発揮していることを、
心から期待しています。