<校長室の窓> 悩むのではなく考える!
- 公開日
- 2018/10/23
- 更新日
- 2018/10/23
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
今日は、ある人の手記を紹介しますね。
大学生の頃、ゼミ(=研究室)の先生に相談した時のことです。
当時の私は、将来の夢、卒業論文、バイト先のこと、友達関係、恋愛等、
たくさんの悩みを抱(かか)えていました。
先生は、嫌な顔ひとつせずに、私の悩みや愚痴を、
かたっぱしから聞いて、うなずいてくれました。
そして最後に、
「その悩みの数々と、
あなたがどう向き合うのかが、これからの課題ですね。
ただ悩むのではなく、考えることが大切だと思いますよ」と。
その言葉を聞いた時は、
「悩むことと考えることの違いって何?」と思うばかりでした。
けれど、その意味に思いを巡(めぐ)らせているうちに、
ひとつの問題と真正面(ましょうめん)から向き合うということが、
先生の言う「考える」ことなのではないかと、思うようになりました。
情けないことに、私はそれまで、目の前の問題に、
「どうしよう…。」と頭を抱えているだけだったのです。
先生の言葉で、思考が切り替わった私は、
一生懸命、
「自分はどうしたいのか」
「どうするべきなのか」
を考え、何事にもまっすぐに向き合うように努めました。
すると、それまで滞(とどこお)っていたたくさんの物事が、
徐々(じょじょ)に流れ始め、
それからの大学生活は、とても充実したものになりました。
卒業してからも、どんな問題に直面した時でも、
先生の言葉を思い出し、
「考える」という姿勢を忘れないようにしています。
引用『プチ紳士からの手紙』
南中生の皆さんも、
「自分はどうしたいのか」
「自分は何をしたいのか」
「自分は何をすべきなのか」
問題に向き合い、自分で考えて、
勇気を出して、問題に立ち向かっていってくださいね!
悩んでいるだけでは、前には進みません。
※『プチ紳士からの手紙』の内容を本校HPに掲載することは、
志賀内泰弘氏から、許可をいただいております。
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