学校日記

3学期始業式の話 - 叱る方も辛い -

公開日
2009/01/07
更新日
2009/01/07

行事・活動

 明けましておめでとうございます。
 希望に満ちた2009年、平成21年がスタートしました。

 新年は、年が新しくなるだけでなく、心も何とはなしに「頑張るぞ」という気分が湧いてきます。今年は、丑年です。牛のようにゆっくりゆっくりぼちぼちとでいいですから、粘り強く努力していきましょう。
 昨年12月、担任の先生方に厳しく叱られている人を時々見かけました。担任の先生方は、「人に迷惑をかけない子にしよう」「素晴らしい力を持っているから、もっと伸ばしてあげよう」と、叱っています。その思いが強いほど厳しくなります。
 叱られる人は、いい気持ちはしませんが、叱っている先生もいい気持ちではありません。本当は、叱りたくありません。見て見ぬふりをしていた方が、余程楽です。けれども、今ここでこの子を叱らなければ、いい子にならないと思うからです。

 担任の先生方は、叱るとき、いつも心の中で泣いています。言いようのない悲しみに包まれています。鬼のような顔をして怒っている人の顔の裏に隠された涙を見て欲しいと思います。叱られたとき、謙虚に自分を振り返ってください。これは、先生だけでなく、お父さんやお母さんに叱られたときも同じです。

                   ≪1月7日始業式≫