人権週間における本校の取組みについて
- 公開日
- 2008/12/09
- 更新日
- 2008/12/09
行事・活動
国際連合は、1948年(昭和23年)12月10日の総会において、「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。人間は、理性と良心とを授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない」とする「世界人権宣言」を採択しました。
日本は、これを受けて1949年に12月4日〜10日を「人権週間」と定め、人権尊重思想の普及高揚を図ってきました。
(※ 右上のイラストは、人権イメージキャラクター人KENまもる君と人KENあゆみちゃん)
人権週間にちなみ、12月1日の朝会で、次のような話をしました。
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今朝は、少し難しい話ですがとても大切なことなので、しっかり聞いてください。今朝の話はこれです。「人権」じんけん と読みます。どんな人でも生まれながらに持っている権利です。皆さんに分かるような言葉で言うと、「人が大事にされる」「人を大事にする」ことです。
世界のたくさんの国は、12月4日〜10日を人権週間として定め、今一度、「人が大事にされているか」「人を大事にしているか」を考えましょうと呼びかけています。
石尾台小学校でも、次のことを考えてみましょう。
① 学校で楽しく勉強できていますか。
人にいやなことを言われたり仲間はずれされたりして、学校が楽しくないと思っている人はいませんか。先週、作家の家田荘子さんのお話を聞きましたが、家田さんは小学生の時に、靴を隠されたり仲間はずれにされたりのひどいいじめにあったそうです。50才になった今でも、そのことを思い出すと体が 氷ったようになってしまうのだそうです。いじめた人は、遊び半分ですぐに忘れてしまうでしょうが、いじめられた人は、一生心が癒されません。
② 差別されていませんか。
髪の毛がちぢれているとか背が小さいとか太っているということで、いやなことを言われていませんか。
先生達も、みなさんが楽しい学校であるように頑張ります。みなさんも、「人を大事にしているか」を考えてください。
(途中略)
「大事にされていない」「学校が楽しくない」と思っている人は、先生や家の人などに話してください。
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校長の話の他に、人権に関するビデオを学年に応じて見せて、人権について考えさせていきます。
〈ビデオのタイトル〉
・盲導犬クイールの一生
・おじいちゃんのトマト
・わたしだけが
・五等になりたい
家庭におかれましても、人権について話題にしていただけると良いかと思います。