朝会でのお話
- 公開日
- 2013/02/15
- 更新日
- 2013/02/15
校長メッセージ
春まであと少しという2月ですが、まだまだ寒い日が続きます。今日の朝会では以下のような話をしました。
みなさん、おはようございます。まだまだ寒い日が続いていますが、体の調子は大丈夫ですか。春日井市内では、まだ、インフルエンザ等が流行している学校があります。まずは、手洗い・うがいなどの予防をしっかりと行いましょう。また、咳が出たらマスクを着けて、咳エチケットを守ってください。
今日のお話は、物にも心があるというお話です。
ある日、Aさんが、教室で泣いていました。どうやら、となりの席のBさんとけんかをして、BさんがAさんの筆箱を投げてしまい、少しこわれたのだそうです。担任の先生がその筆箱を直してくださったのですが、Aさんはずうっと泣き続けています。 少し落ち着いてから担任の先生がAさんにずっと泣いていた理由をききました。
Aさんは、この筆箱は特別な筆箱だと言いました。それは
1 自分の誕生日にお母さんが買ってくれたこと
2 自分の好きなキャラクターがついている筆箱をみつけるために、お母さんが何軒も のお店にいってやっと見つけた筆箱だったこと
3 筆箱をもらって、うれしそうにしている自分を見て、お母さんがとてもうれしそう だったこと だったそうです。
他の子にとっては、ただの筆箱かもしれませんが、Aさんにとってはいろいろな気持ちがこめられた筆箱だったのです。
どんな物でもその人にとっては、いろいろな心が入った大切なものがあります。それが、鉛筆一本でもです。
だから、物を大切にしてください。自分のものも、友達のものもです。物を大切にしないことは、人の心を大切にしないと同じです。やさしい心は、こうしたところにも表れると思います。みなさんが、物を大切にできる人になってほしいと思ってお話をしました。
今年度もあと1カ月あまり。よい一年の締めくくりができるよう、がんばってください。