学校日記

年始の歳時記 17 橙(ダイダイ)とみかん、オレンジ

公開日
2013/01/08
更新日
2013/01/08

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 橙って、正月のお供えのお鏡もちの上にのせているダイダイです。3メートルほどになる常緑高木です。木に成ってる状態で冬を越すと、また青くなって…を繰り返すため、代々と名付けられたそうです。育てやすく、放置すると、1本で、3代の実がつくことから、「代々」続くと、縁起のいい木になっているのですよ。
 橙は、香酸柑橘類と呼ばれる仲間で、食用にする場合は非常に酸味が強いので、果汁を絞って果実酢(ポン酢)として用います。
 みかんは、こたつで食べると美味しいあのみかんですね。同じミカン科の常緑樹ですが、低木です。
 私たちが日常よく食べているオレンジの多くは、バレンシアオレンジという種類で、濃厚な甘さと高い香りが特徴です。果汁を絞ってそのままジュースとして飲んだり、ソースや煮込みなど料理に幅広く使われます。皮が厚いのでママレードジャムや砂糖菓子などにも用いられます。
 一方、みかんと読んでいるのは、ほとんどが温州(うんしゅう)みかんです。オレンジに比べて香りは弱いですが、皮がうすくてむきやすく、タネもほとんどありませんし、さっぱりした味わいで気軽にたくさん食べられますね。また爽やかさを特徴としたみかんジュースも人気があります。この酸味と甘味、香りのバランスがそれぞれのおいしさの決め手のようです。