学校日記

年末年始の歳時記 5 お正月

公開日
2012/12/31
更新日
2012/12/31

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 日本はもともとお米作りを中心とする農耕社会でした。今に伝わるお正月の行事は、宮中や寺社の影響も受けながら、豊作への願いがこめられています。
 お正月の主役は、元旦に「年神様(としがみさま)」という新年の神様(広くは先祖)が、一年の幸福をもたらすために、各家庭に降臨するとされ、ともにすごし、送り出すまでの一連の行事です。
 まず、家を清めるのが「大掃除」、年神様が迷わずやってこられるための目印に「門松」を建て、「しめ縄」は、家での居場所をあらわす目印だそうです。
 「かがみもち」は、年神様への供え物で、「おせち料理」は、年神様と家の人の食事だそうです。
 鏡餅(かがみもち)という名も、神様が宿るところとして神事に用いられる円形の鏡からきており、丸餅は魂をあらわす心臓のかたちも模しているそうです。大小2段で太陽と月、陽と陰を表しており、円満に年を重ねるという意も込められているそうです。