八事五寸にんじんのお話(昼の学校放送原稿から)
- 公開日
- 2012/12/19
- 更新日
- 2012/12/19
食育・給食
今日は、「八事(やごと)五寸(すん)にんじん」のお話です。
今日の給食の主役、「八事五寸にんじん」は、名古屋市や春日井市の辺りで100年ほど前から作られてきた、愛知県の伝統野菜です。名古屋市の東山動物園の近くの八事町という所で生まれたので、この名前がつきました。
八事五寸にんじんの、“寸(すん)”とは、昔の長さの単位のことで、現在の単位で表すと、五寸は15cmにあたります。
15cmくらいの大きさのにんじんであることから、「八事五寸にんじん」と呼ばれるようになりました。
八事五寸にんじんは、日本で最も多く流通しているにんじんと比べると、濃いオレンジ色をしています。また、甘味が強いという特徴もあります。糖度計という甘さを測る機械で調べると、八事五寸にんじんの方が1.8倍の甘味があることが分かっています。
今日は、調理場で炊込みご飯を作りました。愛知県の伝統野菜である八事五寸にんじんの、かおりと甘味を味わいましょう。