金星が太陽の前を横切る「金星の太陽面通過」と呼ばれる珍しい天体現象が、西日本を中心に６日朝から観測され、天体ショーが続きました。
　「金星の太陽面通過」は、太陽と金星、そして地球が一直線上に並んだときに見られる現象で、次回、日本で見られるのは１０５年後、世界全体でみても６日が今世紀最後のチャンスで、極めて珍しい現象です。
　天体ショーは午前７時１０分ごろから始まり、晴れ間が広がった西日本や東海、北陸などで観測されています。午前７時２８分ごろ、太陽の中にすっぽりと入りました。その後、金星は太陽の表面を大きく蛇行しながらゆっくりと進み、昼ごろまでに太陽の右端に近いところまで移動してきています。
　学校でも、珍しい天体ショーを楽しんでもらおうと、各クラスで観察会が開かれました。中には、家から持参した日食グラスを活用し、太陽の観測しているお友だちや時事刻々に移動してゆく金星を観測しているお友だちもいました。右（６の２）と左（５の３）の写真、どちらが早い時間か、わかりますか。太陽の動きから考えてね。どちらかが、給食の時間です。