学校日記

全国学校給食週間のお話

公開日
2014/01/24
更新日
2014/01/24

食育・給食

 みなさん、こんにちは。今日は、全国学校給食週間のお話です。みなさんが毎日食べている給食は、むかしは今のようにいろいろな材料を使った給食ではありませんでした。
 給食は、今から約120年前に、山形県鶴岡市の忠愛小学校で、家からお弁当を持ってこられない子どもたちのために、お昼ごはんを出したのが始まりです。このときの献立は、おにぎり・さけの塩焼き・漬物でした。今から約70年前に戦争がはじまり、食べ物が少なくなったため、給食を作ることができなくなりました。
 戦争が終わっても、一日にひと口も食べ物を口にすることができない子どもがたくさんいました。貧しい日本の様子を見て、栄養不足の日本の子どもたちを助けるために、アメリカなどいろいろな国から「小麦」や、「缶詰」、「脱脂粉乳」が届けられ、東京都、神奈川県、千葉県で、ようやく学校給食が再開されました。その後、全国へ広まり、今ではほとんどの子どもたちが給食を食べています。
 学校給食の再開を記念して、12月24日から1週間を「全国学校給食週間」としました。現在は、冬休みと重なってしまうため、1か月後の1月24日からの1週間を「全国学校給食週間」に決めています。この期間を通して、給食の歴史をふりかえり、食べ物の大切さや作る人の思いを知り、感謝の気持ちをもって食事をしましょう。
(昼の学校放送原稿から)