家康とぼた餅
- 公開日
- 2013/06/18
- 更新日
- 2013/06/18
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小牧長久手の戦いで、徳川家康が小牧山から長久手へ出陣の際、勝川の太清寺の阿弥陀堂前で休憩されました。
その折、庄屋甚助の妻が、ぼた餅を作って差し上げたところ、家康が食べようと箸をつけられたとき、その1本が折れました。
家康は顔色を変え「不吉なこと、今日の戦運はどうか危ぶまれる」とつぶやかれると、庄屋の甚助は、即座に「これはまさしく天下は1本に成るの吉兆でございます」と申しあげました。これを聞いた家康は、笑い顔にかえられ、美味しそうに、ぼた餅を召し上がられたそうです。その後、甚助に永代苗字帯刀をゆるされ、代々長谷川甚助と名乗るようになったそうです。