「うめぼしのうた」
- 公開日
- 2013/06/17
- 更新日
- 2013/06/17
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校内の梅の話題を取り上げたところ、「うめぼしのうた」というものがあることを教えていただきました。
二月・三月花かざり、うぐひす鳴いた春の日のたのしい時もゆめのうち。
五月・六月実がなれば、枝からふるひおとされて、きんじよの町へ持出され、何升何合はかり売。
もとよりすつぱいこのからだ、しほにつかつてからくなり、しそにそまつて赤くなり、
七月・八月あついころ、三日三ばんの土用ぼし、思へばつらいことばかり、
それもよのため、人のため。
しわはよつてもわかい気で、小さい君らのなかま入、うんどう会にもついて行く。
ましていくさのその時は、なくてはならぬこのわたし。
(『尋常小学読本巻五』所収)
うめぼしのうたは、明治時代から大正時代にかけて、尋常小学校の国語教科書に掲載されていた詩です。後半部分の詩の一部を変えたり、メロディーがつけられたり、続きができたりしながら、今なお歌い継がれているそうです。(民放バージョン、紀州の梅バージョンといろいろあるそうですよ)