朝会 その2
- 公開日
- 2019/03/11
- 更新日
- 2019/03/11
校長メッセージ
朝会では、次のような話をしました。
20日の卒業式まで9日ととなりました。
さて、先週の卒業生を送る会、どの学年も「ありがとう、がんばってくださいの心」が伝わってきて、とてもよかったです。よくがんばりました。6年生のみなさんに、その感謝と励ましの気持ちはしっかり伝わったと思います。
私たちは、自分の力だけではなく、多くの人たちおかげで、楽しくがんばることができるのです。学年が終わる今にしかできないこと、そして今やらないと後ではできないこと、それは、クラスの仲間への感謝の気持ちを大きく表現して伝えていくことです。残り6年生は8日、1〜5年生は9日です。この1年間、いくらがんばってきても、楽しく気持ちよくすごしてきても、最後にちょっといやなことがあっては、すべてが消えてしまいます。みんな感謝し合い、気持ちよく3学期を終わりましょう。それが次の学年のいいスタートになります。
今日3月11日は、東日本大震災が起きてから8年になります。2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災から、8年がたちます。これは、15メートル以上の大きな津波が町にやってくるようすです。これは、津波が3階までやってきた高校です。これは、津波で何百メートルも流された船です。これは、津波によって倒された銀行です。地震によって起こる津波の力は、とても大きなもので人間にはどうすることもできませんでした。これは、岩手県にある陸前高田市の写真です。震災前は、たくさんの人が住む町でした。大きな津波が町を襲い、一瞬にしてがれきだらけになってしました。今、新しい街づくりが進められていますが、自分の新しい家に住むことができるにはまだ何年もかかるそうです。これは、宮城県の石巻市にあった大川小学校です。この小学校では、108人の児童のうち74人がなくなりました。
東日本大震災では、現在、15,897人の方が亡くなり、震災後の避難生活で3,701人が亡くなり、今も2,533人の方たちの行方がわかっていません。そして、地震や津波で自分の家をなくしたり原子力発電所の事故による放射能が多くて家が無事でももどったりできない方たちが約5万2000人みえます。そのうち、原子力発電所での放射能事故が起きた福島県では、自分の家に住むことができずに避難している人は、約41,000人です。
わたしたちは、この大震災を決して忘れてはいけません。当たり前の生活が当たり前にでいることに感謝しなければいけません。
これから、東日本大震災で亡くなられた方々に対して、黙とうをします。みなさん、静かに立ってください。目を閉じて、黙とうをします。