朝会 その2
- 公開日
- 2018/12/03
- 更新日
- 2018/12/03
校長メッセージ
朝会では、次のような話をしました。
はじめに、小学校4年生の男の子が書いた詩を読みます。
『 大丈夫 』
大丈夫、大丈夫
ただの遊びだから 大丈夫
バレなければ 大丈夫
ふざけているだけだから 大丈夫
言い訳すれば 大丈夫
やられている方は 大丈夫じゃない
大丈夫に見えても
大丈夫じゃない
いじめに大丈夫は
一つも通ようしない
今日12月4日から10日までは、「人権週間」です。そして、12月10日(月)は、「世界人権デー」です。70年前のこの日に、国連で「世界人権宣言」が決まりました。
ところで、「人権」とはいったどんなことでしょうか。ものすごく簡単に言うと「私たちは、生まれたときから、みんな同じように大切にされて、楽しく生活することができる」ということです。
では、今の自分はどうでしょうか?また、どうしていけばいいのでしょうか?それは、「自分も他の人も大切にし合うこと」です。自分を大切にするのと同じように、人にも優しく思いやりを持って接することです。けっして、友達を無視する、悪口を言う、いじめるとか、あってはならないことです。
人の脳は、「イヌの脳」「ネコの脳」「ヘビの脳」の大きく3つの役割からできているといわれます。
「イヌの脳」は仲間を大切にする能力、
「ネコの脳」は考える能力、
「ヘビの脳」は生きる能力です。
生きる能力とは、呼吸をしたり血を全身に送ったりする能力です。いじめ続けられると、生きるために必要な「ヘビの脳」がこわされていくと言われます。
反対に、いいことや人の役に立つことをすると、脳には元気で気持ちよく生きられる薬ができるそうです。元気で気持ちよく生きられる、いちばん身近な薬は、「ことば」です。「ことばは心」です。いいことばがあるところには、いいことがあります。今まで人から言われていやだったり、他の人に言ってしまってよくなかったりした言葉は、ありますか。そんな言葉はいやですよね。
さて、言われてうれしかったり、人に言って喜ばれたりした言葉を、保健室の先生が授業でみなさんから聞きました。いろいろな言葉が出てきたそうですが、一番多かったことばは何でしょうか?
一番多かったのは「ありがとう」。その次は「おめでとう」。他に多かったのは「すごいね」「うまいね」「がんばったね」「だいじょうぶ?」「よかったね」「これかも友だちでね」「いっしょだよ」などです。どう思いましたか?「いいことば」がいっぱい使われているところには、「いいこと」もいっぱいです。
「ことばは心」です。ことばには不思議な力があります。いいことばを使っていれば、自分もみんなも元気になってきます。みんなが元気になれば、さらにいいことばが出てきて、もっともっとみんなが元気になります。みなさん、もっとこころがけましょう。