学校日記

朝会 その2

公開日
2018/06/12
更新日
2018/06/12

校長メッセージ

6月11日(月)、朝会で次のような話をしました。

 アジサイ読書週間が終わり、みなさんも本をじっくりと読むことができました。みなさんは、かこさとしさんという人を知っていますか。先月5月に亡くなられた作家で、「どろぼうがっこう」や「だるまちゃん」などたくさんの絵本を書かれています。ぜひ、図書館で読んでみてください。
 今日は、『たいせつなこと』という本を読みます。
 スプーン、ひなぎく、あめ、くさ、ゆき、りんご、かぜ、そら、くつ、それぞれ形も色もようすもさまざまですが、どんなものにも役割があります。みなさん一人一人に個性があり、役割があります。

 『たいせつなこと』  マーガレット・ワイズ・ブラウン 作
            レナード・ワイスガード 絵
            うちだややこ 訳

 スプーンは
 たべるときに つかうもの

 てで にぎれて
 くちの なかに あうんと おさまり
 たいらじゃ なく くぼんでいて
 ちいさな シャベルみたいに
 いろいろな ものを すくいとる

 でも スプーンにとって
 たいせつなのは
 それを つかうと
 じょうずにたべられる
 と いうこと

 (中略)

 あなたは あなた

 あかちゃんだった あなたは
 からだと こころを ふくらませ
 ちいさな いちにんまえに なりました
 そして さらに
 あらゆることを あじわって
 おおきな おとこのひとや おんなのひとに
 なるのでしょう

 でも あなたに とって
 たいせつなのは
 あなたが
 あなたで
 あること