2学期始業式 その3
- 公開日
- 2016/09/01
- 更新日
- 2016/09/02
校長メッセージ
始業式の中で、次のように話しました。
おはようございます。42日間と長いと思っていた夏休みは、あっという間に終わってしまいました。大きなけがや事故もなく、元気なみんなと会うことができて、たいへんうれしいです。
今年の夏休みには、リオオリンピックが開かれました。また、9月7日からは、障害を持った人たちが参加するパラリンピックも、リオで行われます。1学期の終業式で、「リオオリンピックなどいろいろなことにがんばっている人の姿をしっかりと見て、みなさんも大きな夢を持ってください。」と話したことを覚えていますか。オリンピックでは、たくさんの感動的な場面があり、日本の選手の人たちも大活躍しました。前回のロンドンオリンピックを上回る、これまで参加したオリンピックで最高の41個のメダルを取りました。特に、今回のリオオリンピックでは、目標に向かって長い間努力してきた選手の活躍が目立ちました。そして、たくさんの人たちが素晴らしい言葉を残しています。
200m平泳ぎ金メダルの金藤理恵選手は、2008年の北京五輪で7位。翌年には日本記録を更新していましたが、ロンドン五輪は出場を逃しました。結果が出ず、「やめたい」と思ったそうです。しかし、コーチの加藤さんと二人三脚で今年7年ぶりに自身の日本記録を更新してリオオリンピック出場し、見事金メダルとなりました。。
水泳個人400mメドレー金メダルの萩野公介選手は、「11年前の怪我があったからこそ、こうやって最後の最後までねばれたと思います。」萩野選手は昨年の6月にフランスで合宿をしていた時、宿舎からプールに自転車で移動中に転倒して、ひじを骨折しました。怪我をしたことで、色々と見つめなおすことがあったといいます。
体操個人総合2大会連続金メダルの内村航平選手は、「12年前のアテネオリンピックで、自分が不得意だった鉄棒で、冨田洋之さんが「伸身の新月面」で着地を決めて、日本が28年ぶりの金メダルを獲得したその瞬間、「体を雷が走ったような衝撃」を感じたといいます。
338人の選手が日本の代表として出場したリオオリンピック。メダルには手が届かなかった選手一人一人にも、それぞれの努力やドラマがあったと思います。どの選手の言葉からも、目標や夢をしっかりと持って、苦しい時を乗り越えて努力を続けていくことが大切なことが感じられます。
2学期は、いちばん長い学期で、じっくりと学習に取り組むことができます。また、運動会、社会見学、野外学習、修学旅行、いちょうまつりなどたくさんの行事もあります。1日1日を大切にして、小さな努力を積み重ねてください。そして、たくさんの行事に向けての準備や練習に、みんなで力を合わせて取り組んでください。
ところで、夏休みは、どうでしたか。終業式で話した、夏休みにしかできないこと、本をたくさん読んだり、何かひとつのことにずっと取り組んだりできましたか。感動したことやがんばったことなど、いろいろあったと思います。ぜひ、クラスで友だちや先生に話してください。
さあ、2学期の始まりです。目標をしっかり持って、一つ一つの活動や行事にみんなで協力して取り組み、たくさんの思い出が残る学期にしましょう。