学校日記

<校長室の窓> なぜ読解力が必要なのか?

公開日
2021/02/22
更新日
2021/02/22

校長室の窓(〜2020年度)

南中生の皆さんへ

今日から7日連続で「おすすめの本」を紹介しますね!

今日、紹介するのは、
池上彰著『なぜ読解力は必要なのか?』(講談社+α新書)です。

池上氏は、この本の中で、
「読解力」「読み解く力」とし、
「人生に欠かせない力」と説いています。

国語の授業では、
「小説を読んで登場人物の気持ちを想像する」
「評論を読んで著者の主張を考える」
といった力が求められますが、
「読解力」は、もっと「広義」に捉えるべきと池上氏は述べています。

日常生活においては、友人とのメールやSNSのやりとりなど、
正しく理解すべき文章は、皆さんの身のまわりにあふれています。

皆さんが社会に出た時は、仕事で企画書・仕様書・発注書・契約書など、
様々な文章を読まなければなりません。
それらを読んで理解する力、すなわち「読解力」がないと、
思わぬ「誤解」を招いたり、コミュニケーションがとれなかったり、
仕事自体が立ち行かなくなるでしょう。

会話にも「読解力」は必要です。
相手の意図をこちらで察(さっ)する力です。
家族や友人といった身近な人たちとコミュニケーションをとる際は、
言葉や表情、態度、場の流れなどから、
「相手が伝えたいこと」をきちんと理解できないと、
人間関係がこじれてしまいます。

反対にそれをきちんと「読み解く」ことができれば、
人間関係は良好になることでしょう。

この本は、「読解力」をいかにつけるかという点においても、
たくさんの示唆も与えてくれる本です。一度手にとってみてください。

池上彰氏の詳細はココをクリックして下さい。