<校長室の窓> 楽しむこと
- 公開日
- 2021/01/27
- 更新日
- 2021/01/27
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
私が好きな小説家の一人に浅田次郎(Asada Jiro)さんがいます。
特に、『鉄道員(ぽっぽや)』を読んだ時の衝撃は忘れられません。
今日は、彼の言葉を紹介しますね!
読書をする上で一つ、
皆さんにも実践してほしいことがあります。
読書をしている時、宅配便が来ても無視したくなるくらい
没頭してしまう感じになることはありませんか?
小説だったら、その世界に自分が取り込まれている感覚。
学術書だったら、ずっと同じレベルでものを考えている、
その時間の緊張感や集中力というものです。
それが切れてしまうのは非常にもったいないことです。
ですから、本を読む時は4時間でも5時間でも没頭し、
家の前に「ただいま読書中」という看板を掲げるくらいの
勢いを持ってほしいのです。
でも、その時に、
「よし、これからこの本で勉強だ。集中するぞ。」
と思わないでくださいね。
やせようと思ってダイエット本でやせる人がいないのと同様、
勉強しようとか集中しようと「無理」に思って本を読んでも、
教養は身につきません。
つまり、「楽しむこと」が重要なんです。
面白いものを面白く読むこと。
「へー」と自分で感心しながら読むこと。
これが結局は没頭することになりますし、「勉強」になり、
何かを学ぶときに一番大切な姿勢になってくると思います。
読書の極意は「楽しむこと」だと彼は言っていますが、
これは、何にでも共通して言えることではないでしょうか。
ピアノやダンスなどの「習いごと」も、
「楽しむ」気持ちがあると、
どんどん上達するのではないかと思います。
勉強も、自分でいろいろ工夫して「楽しみながら」すると、
成績も上がっていくことでしょう。
まずは楽しむこと。
そのためには肩の力を抜くこと。
だと思います。
浅田次郎さんの詳細はココをクリックしてください。
(写真出典 Yahoo!画像)