チューリップの芽に思う
- 公開日
- 2021/01/03
- 更新日
- 2021/01/03
校長室の窓(〜2020年度)
上の写真は、各クラスの緑化委員が、
2学期に教室で育ててくれていたチューリップです。
冬休みは「水やり」ができないので、ここに置いているのでしょう。
鉢の数がクラスの数だけないのは、
家に持ち帰ってくれた緑化委員がいるからでしょう。
優しいですね!
これらのチューリップは、暖かい教室で育てられたため、
「春」 と勘違いをして、芽を出しました。
ここに置かれていた時には、もうすでに芽を出していました。
それから、10日以上経っても、芽は少しも大きくなっていません。
寒風にさらされているからです。
「今は芽を伸ばす時期ではない!」と、
チューリップは、自分たちで判断したのでしょう。
花は生きているのです!
「このまま、寒風にさらされていたら、かわいそう…」と、
心配してくれる南中生もいることでしょう。
でも、大丈夫なのです。
春に咲く花は、
パンジーにしてもビオラにしてもこのチューリップにしても、
冬に雪をかぶったり、霜が降りたり、
寒風にさらされるなどの「苦労」があればあるほど、
春に「色濃い花」を咲かせるのです。
2学期終業式でお話した「桜の花」もそうでしたね!
実は、人間も同じです。
試練の数が多いほど、
そしてその試練が厳しいほど、人は強くなれるのです!