<校長室の窓> 顔つき
- 公開日
- 2020/12/14
- 更新日
- 2020/12/14
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
今日も、私が京都の禅寺のご住職様からいただいた言葉を紹介しますね。
大事なのは
顔ではなく 顔つきです
<解説>
プリンストン大学の心理学者アレクサンダー・トドロフ博士によると、
人は0.03〜0.04秒という極めて短い時間の間に、
相手の顔に「第一印象」を抱くそうです。
それは、11か月の赤ちゃんでも同様の傾向があり、
「信用できない顔」よりも「信用できる顔」の方へと
這っていく傾向があるというのです。
トドロフ博士は、
「人は、外見から即座に印象をもち、その印象を 受け入れ、
それに基づいて行動する」という真理があると述べています。
馬は人の「表情」と声を関連づけて「人間の感情」を読み取るそうです。
動物ですら人の「顔つき」から多くを読み取るわけですから、
人はなおさら、人の「顔つき」「表情」に影響されると言えます。
では、ご住職様が言われた「大事な顔つき」とは何でしょう。
もって生まれた「顔」は変えられませんが、
「顔つき」は自分でコントロールができます。
皆さんは
どういう「顔つき」「表情」の人を見ると「ホッ」と安心できますか。
そして
どういう「顔つき」「表情」の人に話しかけやすいですか。
また
どういう「顔つき」「表情」の人を信頼できますか。
この質問に対して、自分が出した答え(顔つきや表情)を、
いつも心がけることが、大切ではないでしょうか。