学校日記

<校長室の窓> プレッシャー

公開日
2020/11/19
更新日
2020/11/19

校長室の窓(〜2020年度)

南中生の皆さんへ

明日から「第5回テスト」ですね!
きっと、一生懸命勉強してくれていることと思います。
「ちょっと一休み…」という時に読んでくれたら、
とてもうれしく思います。

将棋の羽生九段の講演録を読んでいましたら、
興味深い文章を見つけました。
紹介しますね。

(以下引用)

アスリートもそうですが、
どんな時にいいパフォーマンスを発揮できるかといえば、
それは間違いなくリラックスして楽しんでいる時です。

ただそれはやはり難しく、
つい緊張やプレッシャーを感じるものです。
プレッシャーがかかった時、
私は「この状態はそれなりに手応えを感じている証だ」と考えています。

たとえば1メートル50センチのバーを
飛べる高跳びの選手がいるとします。
この選手が1メートルの高さのバーを目の前にしても、
楽勝で飛べるのでプレッシャーは感じないでしょう。
逆に2メートルのバーでもプレッシャーを感じません。
飛ぶのは不可能だからです。

でも「1メートル55センチ」とか「1メートル60センチ」なら
飛べるかもしれません。
そういう時にこそ、プレッシャーはかかりやすいのです。

つまり、あともう少しで目標に到達できる、
もしくは次の段階に進めるという時に
私たちはプレッシャーを感じるのです。
それによって、能力やセンスが開花するケースも多いと思います。

プレッシャーや緊張感は、
その人の本当の能力を引き出すきっかけになることもあるのです。

(引用終わり)

テストを前にして、
「プレッシャー」を感じている人もいるでしょう。
特に3年生は多いと思います。

でも、
「プレッシャーは手応えを感じている証」
「プレッシャーが本当の能力を引き出すきっかけ」

と考えれば、
逆に、プッシャーを「楽しむ」ことができるのではないでしょうか。

明日からのテスト、頑張ってくださいね!
応援しています。

羽生善治氏の詳細はココをクリックしてください。
(写真出典 Yahoo!画像)