学校日記

<校長室の窓> 言葉にしてみる

公開日
2020/11/18
更新日
2020/11/18

校長室の窓(〜2020年度)

南中生の皆さんへ

自分の思いを「言葉」にしてみる。
そして、その言葉を実際に書いてみる。
さらに、口に出して読んでみる。

また、その言葉を人に伝えて「フィードバック」を得て、
その言葉を修正し、磨いていく。

何度も何度も、繰り返し、
思いを「言葉」にして、書き、読み、話し、伝え続ける。

頭の中にある思いは、
フワフワとした「気体」のようなものですが、
そのままだと、つかみどころがなく、
放っておくと、やがて、
「雲散霧消(うさんむしょう)」してしまいます。

しかし、その思いを言葉にすることで、
「液体」の状態になり、器に入れて保存することが可能になります。
さらに、その言葉を何度も繰り返しアウトプット、すなわち、
書いたり、口に出すことで思いが「固体」となります。
そして、人に伝えることでフィードバックを受け、磨かれていき、
最後には、思いは「結晶化」されていきます。

結晶化された思いは、
自分を守ってくれる丈夫な「鎧(よろい)」となったり、
誰かの人生を豊かにする「宝物」になることもあります。

思いを「言葉」にする。
そして、その言葉を繰り返し、発信し続ける。

実は、私がこのHPの<校長室の窓>で行っていることは、
その「繰り返し」です。

南中生の役に立っているかどうかはわかりません。
それでも、今の3年生が卒業するまでは、
続けていきたいなと思っています。


あなたが大切にしたい「思い」は、どんな思いですか?
その思いを「言葉」にするとどんな言葉になりますか?
思いを発信する場は、友だちとの会話でしょうか?
ぜひ、あなたの思いを言語化して、発信してみませんか。

発信が無理なら、「日記」を書くことをおすすめします。
短い文章で構いません。
私は、教師になってからずっと「日記」をつけています。
とても短い文章です。だから続くのです。