<校長室の窓> 「学校花壇の花」に思う
- 公開日
- 2020/10/14
- 更新日
- 2020/10/15
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
写真の上段(よこ3つ)は、前から見た学校花壇です。
太陽の光をいっぱい浴びて元気よく咲いています。
写真の下段(たて2つ)は、
その花たちの「かげに隠れて」咲いている花です。
この花たちも、一生懸命咲いています。
私は、この「かげに隠れて」咲いている花を見て、
相田みつを氏の次の言葉を思い出しました。
ただ
花には人間のような
かけひきがないからいい
ただ咲いて
ただ散ってゆくからいい
ただになれない
人間のわたし みつを
「かげに隠れて」咲いている花たちは、
「誰かに見てもらおう」と思って、咲いているのではありません。
ただ、いのちいっぱい「じぶんの花」を咲かせているのです。
人間も、常に「脚光」を浴びる人もいれば、
目立たないけれど、一生懸命、
「自分の役割を果たそう」と、地道に努力している人がいます。
また、東井義雄先生の次の言葉も思い出しました。
見てもらえなくたっていいんだ
ほめられなくたっていいんだ
そういうところでの
全力投球
そこにぼくの生きがいがあるんだ
全力で咲いている花は美しいですね!
全力で頑張っている人の姿は美しいですね!
さらに、渡辺和子氏の次の言葉も思い出しました。
「置かれた場所で咲きなさい」
「学級委員」に立候補したけれどなれなかった。
結果、「配達係」になった。
その「配達係」があなたの「置かれた場所」です。
その場所で一生懸命に学級のために頑張る!
「全力投球」をする。
すると、必ずその「頑張り」を認めてくれる人が出てきます。
ですから、焦る必要もないし、がっかりする必要もないのです。
目立たないけれど、学級のために「全力投球」で頑張る!
そういう人に支えられ、
その学級は「本物」になっていくのです。
そして、そういう学級の中で、
あなた自身も「本物」になっていくのです。