学校日記

<校長室の窓> 心で見る

公開日
2020/10/06
更新日
2020/10/06

校長室の窓(〜2020年度)

南中生の皆さんへ

フランスの作家・飛行士の
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの代表作に
『星の王子さま』があります。
この中の次の言葉を紹介します。

心で見なくちゃ、
物ごとはよく見えないってことさ。
かんじんなことは、
目に見えないんだよ。

『星の王子さま』の中で、星からやってきた小さな王子さまに、
もの知りのキツネが言った言葉です。

私が尊敬している東井義雄先生も、
同様のことを言っています。

意味というのは こちらが読み取るものだ
ねうちというのは こちらが発見するものだ
すばらしいものの中にいても
意味が読みとれず ねうちが発見できないなら
瓦礫(がれき)の中にいるようなものだ

心耳(しんじ)を澄まさなければ、
聞こえてこない世界があります。
見えてこない世界があります。

日々の営みに追われ、忙殺されている時、
人は大事なものを見過ごしてしまうものです。
多忙な日常がつくりだす
「騒々しい心」「浮ついた心」「がさついた心」…。

心がそういう状態にある時、
どんな出会いも命を孕(はら)むことなく、
素通りしていってしまいます。

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの詳細は、
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『星の王子さま』のあらすじはココをクリックしてください。