<校長室の窓> 負けに不思議の負けなし
- 公開日
- 2020/09/24
- 更新日
- 2021/02/07
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
第4回テスト、お疲れ様でした!
「手ごたえ」はいかがでしたか。
明日から、答案用紙が返ってきますが、ここからが大切ですよ!
間違えたところを、しっかり復習しましょうね!
さて、皆さんは、プロ野球の名選手・名監督・名解説者で知られる
野村克也氏を知っていますか。
今年の2月に84歳で亡くなりましたが、
彼の有名な言葉に次の言葉があります。
勝ちに不思議の勝ちあり。
負けに不思議の負けなし。
この言葉は、もともと、江戸時代の平戸藩9代藩主であった
松浦静山(まつらせいざん)の言葉と言われていますが、
野村克也氏がこの言葉をタイトルにした本を出版したことから、
この言葉が広く知られるようになりました。
野村克也氏は、その著書の中で、次のように述べています。
(以下引用)
勝因・敗因という言葉があるように、
成功しても失敗しても、何らかの原因があるものだ。
しかし、長く勝負の世界に生きていると、
ラッキーとしかいいようのない勝利を拾えることもある。
野球にたとえるなら、
タイムリーエラー・走塁ミス・押し出し四球…など、
相手のミスや自滅で勝ちが転がってくるものが、それに該当する。
また、実力差があるのに、まぐれで勝ってしまうこともある。
これぞまさに、「不思議の勝ち」である。
ところが、負けた時には、あきらかに「理由」が存在する。
負けるべくして負けているのだ。
準備は万全だったか?
初歩的なミスはなかったか?
など、チェックすべきことは山ほどある。
「負けに不思議の負けなし」なのだ。
負けをアンラッキーで片付けていては、
いつまでも勝つことはできない。
私は、負けたときは、
「なぜ負けたのか」「どこに問題があったのか」
それを必死に考え、勝利に転化することを考えてきた。
勝って教えられることより、
負けて教えられることのほうが断然多いのである。
(引用終わり)
いかがですか。
テストができなかった人は、その原因を考えてみましょう。
「授業態度はどうだったのか」
「勉強方法はどうだったのか」
「勉強時間はどうだったのか」などなど…。
しっかりと、見つめなおして、これからの勉強に生かしましょうね!
野村克也氏の詳細はココをクリックしてください。
(写真出典 Yahoo!画像)