<校長室の窓> 努力することが楽しくてしょうがない
- 公開日
- 2020/09/15
- 更新日
- 2020/09/16
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
元読売巨人軍投手の桑田真澄氏を知っていますか。
今は、野球評論家・解説者として活躍している彼は、
かつては、名門PL学園で1年生からエース(ピッチャー)を務め、
甲子園では「スーパースター」でした。
ある教育関係の新聞に彼の「手記」が載っていましたので、
その「概略」を紹介しますね。
野球の練習は、
学校に行く前と、部活が終わってからも、1人でやっていました。
中学1年生の夏には、エースの背番号をもらいました。
大会では、ほとんど優勝し、念願だったPL学園に入りました。
でも、PL学園には、全国からすごい選手が集まってきます。
みんなの練習を見ながら、「レギュラーなんて取れんわ」と思いました。
5月になると練習にもついていけなくなりました。
寮生活も厳しいし、先輩も厳しい。
野球部を辞めようかとも思いました。
母に相談したら、
「自分が行きたくてPLに入ったんやろ。
補欠でもいいじゃない。その中で何かを学べばいいのよ。」
と言われたんです。
その一言が胸に突き刺さり、
「やれることはまだある」と考えるようになりました。
1年生は、朝6時起床でした。
ですから5時半に起きて何かしようと思い、
トイレ掃除とグラウンドの草取りをしました。
野球とは関係ないことですが、
すぐにくじけてしまう自分が情けなくて、
「もう一回心から鍛え直そう」と思ったんです。
その後しばらくして気づいたら、
僕は甲子園のマウンドに立っていました。
嘘だと思うでしょ?本当なんですよ。
つまり努力し続けると、
ある時、神様がポンと背中を押してくれたり、
手を引っ張ってくれたりするんです。
それに、最大限努力をしていると、結果が悪くても後悔しません。
「あれだけやったのにダメだったか」という思いが湧いてくるだけです。
僕は、結果が全てのプロ野球の世界で、
22年間現役を続けてきましたが、
やっぱり大事なのは「結果」よりも「過程」だと思っています。
どれだけ自分で努力し、どれだけ自分で考え、行動したか、です。
結果は、自ずとそれについてきます。
だから僕は、努力することが楽しくてしょうがないんです。
いかがですか。
「努力することが楽しくてしょうがない」
とてもいい言葉ですね!
「努力し続けると、ある時、神様がポンと背中を押してくれたり、
手を引っ張ってくれたりする」
という言葉は、私たちに勇気を与えてくれますね!
勉強も同じです。
努力を続けていると、ある日突然、
「グン」と成績が伸びるのです。
神様は、皆さんの努力を、ちゃんと見ていますよ!
桑田真澄氏の詳細はココをクリックしてください。
(写真出典 Yahoo!画像)