学校日記

<校長室の窓> 叱り方の心得「かりてきたねこ」

公開日
2020/09/07
更新日
2020/09/07

校長室の窓(〜2020年度)

保護者の皆様へ

今日の職員会議では、帝京平成大学現代ライフ学部教授で
ライフバランスマネジメント研究所代表の渡部卓氏が提唱している
叱り方の心得「かりてきたねこ」を、全教職員で共有しました。

「か」感情的にならない。
    「怒る」は感情 
    叱るは「理性」 
    叱る言葉は常に「愛語」であれ!

「リ」理由を話す。
    「なぜいけないのか」等を、
    わかりやすく話せば、
    子どもが「誤解」をすることはない。
    「自分の思いは必ず子どもに伝わっているはず」
    という「以心伝心」は期待しない。

「て」手短に。
    長い説教は「焦点」がぼける。
    正しいことを言っていても子どもは「うんざり」する。
    子どもと向き合う時は「大事なポイント」を絞って、
    簡潔・明快な言葉で!

「き」キャラクターに触れない。
    行動と性格(人格)は切り離し、
    性格(人格)には触れない(=人格を否定しない)
    罪を憎んで人を憎まず  
     例「あなたはよくない」(人格)ではなく、
      「あなたのこの『行動』はよくない」。

「た」他人(や兄弟)と比較しない。
    子どもの自尊心を傷つけない。
    「彼ができるのになぜ君はできないんだ」
    「お姉さんはもっと頑張っていた」等は禁句!

「ね」根に持たない。
    翌日には忘れたかのような振る舞いを!
    でも、子どもは忘れていない。チームでフォローを!

「こ」個別に叱る。
    他人の目に触れないように。
    子どもの「人権」を常に意識しよう!

ご家庭でも留意すべき「視点」であると思います。
子育ての参考にしてしていただければ幸いです。
釈迦に説法をお許しください。

渡部卓氏の詳細はココをクリックしてください。
(写真出典 Yahoo!画像)