<校長室の窓> 焦るなかれ
- 公開日
- 2020/09/02
- 更新日
- 2020/09/02
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
私は大学時代、教育学を学ぶかたわら、
社会科教師になるために(卒論を書くために)、
歴史の中でも、特に「中国史」に力を入れて研究をしました。
その頃の自分に影響を与えた一冊に、
『菜根譚(さいこんたん)』という中国の古典があります。
今日は、その中の一節を紹介しますね。
長く羽を休めて伏している鳥は、
より高く飛び上がることができる。
ほかより早く開いた花は、
散るのもまた早い。
このことさえ知っていれば、
人生の途中で投げやりになることもないし、
成功を求めて焦って失敗することもない。
この言葉にあるように、
「実力を養いながら活躍の機会をじっと待つ」
「目的を遂(と)げるためにコツコツと努力を重ねる」
という経験は、人生において大切な要素だと思います。
なかなか結果が出ないからといって、焦ることはありません。
そういった時間を過ごしてこそ、大きく飛躍できるのです。
大切なことは「投げ出さない」ことです。
菜根譚の詳細はココをクリックしてください。