学校日記

幸福の使者

公開日
2020/06/21
更新日
2020/06/21

校長室の窓(〜2020年度)

南中生の皆さんへ

本館昇降口の入口の軒下に、
「ツバメ(燕)」の巣が3つあるのを知っていますか。
ツバメは、昔から「幸福の使者」と呼ばれ、 
「縁起の良い鳥」と言われています。

賢いツバメは、人の気配を感じると、スーと飛び立ってしまいます。
素人のカメラマンには、
「ツバメが巣にいるところ」を、なかなか撮影することはできません。

かろうじて、巣から飛び立つ瞬間をカメラにおさめることができました。
そして、大空をすいすいと軽やかに飛ぶツバメの姿を見て、
オスカー・ワイルドの「幸福の王子」という童話を思い出しました。

町の高い円柱の上の「幸福な王子」と呼ばれる立像が、
高いところから町を眺めていると、
かわいそうなことが起きているのがわかり、
涙を流す話です。
そばにいたのがツバメで、
王の目となっていた宝石や体を覆う金箔をはがして、
不幸な人に届ける役を引き受けるお話です。

「あらすじ」はココをクリックしてください。

この童話は、新型コロナウイルス感染症に苦しむ私たちに、
「優しさ」「思いやり」「支え合い」「助け合い」など、
本当に大切なことを教えてくれています。

大空を飛ぶ「幸福の使者」に合掌、そして祈り…。
「3年生が修学旅行に行けますように…」