学校日記

<校長室の窓> 前を向いて生きる!

公開日
2020/06/18
更新日
2020/07/23

校長室の窓(〜2020年度)

南城中学校2年生の皆さんへ

私が京都の禅寺のご住職様からいただいた2つの言葉を紹介します。
まず一つ目は、この言葉です。

運によって
生き方が変わるのではない 
生き方によって
運が変わるのです

野外学習が中止になりました。
「なんて運が悪いのだろう…」と、
悔しい思いをしている人も多いと思います。

私も、皆さんと一緒に行く野外学習を、とても楽しみにしていました。
教師生活最後の「野外学習」ですから、
青学年の皆さんと、たくさんの思い出をつくりたいと思っていました。

でも、現実は受け止めなければなりません。
「くよくよ」していても、始まらないのです。
落ち込んでいるだけでは、前には進めないのです。

皆さんの「コロナに負けない!」という強い思いと、
皆さんの「責任ある行動」のおかげで、
「学校再開」は順調に進んでいます。

皆さんには、「素敵な仲間」がいます。
野外学習に行けないのなら、この仲間と力を合わせて、
毎日の学校生活を「充実したもの」にしていこうではありませんか。

「授業の中にも喜びと楽しさがある」
「部活動の中にも喜びと楽しさがある」
「生徒会活動の中にも喜びと楽しさがある」

仲間とともに過ごす「一日一日」を大切にする中で、
「かけがえない宝物」を手にいれることができると思いませんか。

また、毎日の学校生活を、
「自分たちの力」で楽しいものにしていく!という考えと姿勢を持ち、
「先生、こんなことをやりたいんですけど、どうでしょう!」
という提案を、どんどんしてほしいと願っています。
学年の先生方は、きっと応えてくれるでしょう!


それを皆さんが実行できれば、
皆さんが、自ら「自主性」を磨く良い機会になると、私は思っています。
そして、「素晴らしい学年」になり、
その「学年の一員」でいることの喜びを、
皆さんは肌で感じることでしょう!
皆さんの生き方によって、運が変わるのです。

私も、校長として、皆さんのために何かできないか、
真剣に考えて、実行に移していきたいと考えています。

2つ目の言葉です。

苦しみや悲しみのおかげで
心は深くなり
美しくなるのです


「苦しみ」「悲しみ」「悔しさ」などを感じた時、
人は、「人の心の痛み」がわかるようになり、
人に、優しくなれます。

3年生の「夏の市大会」「夏のコンクール・発表会」がなくなりました。
今の皆さんなら、「先輩がどんなに悲しい思いをしたか」が、
身にしみて、感じることができるのではないでしょうか。

ならば、皆さんが1年生の時に、右も左もわからなかった時に、
今の3年生の先輩たちが、
皆さんに優しく指導してくれたことを思い出し、
3年生の「無念」を晴らすためにも、
一生懸命、練習に打ち込んで、部活動をより活発化させると同時に、
やがて入ってくる後輩たちを「育てる」ことが、
お世話になった先輩たちに対する「恩返し」ではないでしょうか。

無心になって、ひたすら前を向いて生きる!
皆さんならできるはずです。
落ち込んでいる暇などないはずです!

頑張りましょう!
応援しています!