<校長室の窓> なぜ僕らは働くのか
- 公開日
- 2020/06/15
- 更新日
- 2020/06/16
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
今日のおすすめの1冊は、
池上彰監修『なぜ僕らは働くのか』(Gakken)です。
この本は、実によくできています。
まず、漫画やイラストが多く、読みやすい!ということです。
内容を紹介しますね。
第1章 仕事ってなんだ?
第2章 どうやって働く?どうやって生きる?
第3章 好きを仕事に?仕事を好きに?
第4章 幸せに働くってどういうこと?
第5章 大人も知らない未来の「働く」
第6章 いま あなたたちに伝えたいこと
・未来のためにできること
・勉強や学校は何のため?
・コミュニケーション能力とは?
・自分の人生に向き合おう
・あなたは可能性にあふれている
この本は、まさにキャリア教育の「バイブル」と言っていいでしょう。
ぜひ、手にとって、読んでみてください。
では、私自身の「仕事に関する考え方」に、
大きな影響を与え続けている3つの言葉を紹介します。
ちょっと難しいですが、読んでみてください。
<松下幸之助氏>
一人前の人間が、
「生活のために働く」「生活の方便のために働いている」
というのでは、誠に不本意である。
少なくとも、社会の役に立つ使命感をもって働くべきである。
この世に生まれてきた限り、立場や場所は違っても、
それぞれの立場において、
何か一つの使命を持つことを、生きがいとしなければならない。
<稲盛和夫氏>
よい仕事をしていくためには、
自分だけのことを考えて判断するのではなく、
周りの人のことを考え、
思いやりに満ちた「利他の心」に立って判断すべきです。
「利他の心」とは、自分も生き、相手も生かす。
つまり、地球にある生きとし生けるものすべてのものが
一緒に生きていけるようにすることです。
<上甲晃氏>
仕事は目的ではなく手段である。
働く目的は、仕事を通じて人に喜ばれ、人の役に立つことである。
そのことをしっかりと踏まえておけば、
迷わずに「一本道」を歩くことができる。
職業に貴賤はありません。
どんな仕事を選択したとしても、
その道の「プロ」として、社会のために役立ちたいものですね!