学校日記

雨に日には 雨の中を

公開日
2020/06/14
更新日
2020/06/15

校長室の窓(〜2020年度)

© 相田みつを美術館
相田みつを氏の作品の本校HPへの掲載は、
相田みつを美術館から許可をいただいています。


南中生の皆さんへ 

今日も、朝から「雨」ですね。
雨の日に思い出すのは、尊敬する相田みつを氏の上の言葉です。

この言葉の意味を、
著書『ただいるだけで』(PHP研究所)の中で、
相田みつを氏ご自身が解説しています。

(以下引用)

暖かい春の陽ざしを
ポカポカと背中に受けて
平らな道をのんびりと歩いてゆく…
そんな調子のいい時ばかりはないんだな

あっちへぶつかり
こっちへぶつかり
やることなすこと
みんな失敗の連続で
どうにもこうにも
動きのとれぬことだってあるさ、

当てにしていた
友達や仲間にまで
そッポむかれてさ
どっちをむいても
文字通り八方ふさがり…
四面楚歌ッてやつだな

それでも
わたしは自分の道を自分の足で
歩いてゆこう
自分で選んだ道だもの…

雨の日には雨の中を
風の日には風の中を

涙を流すときには
涙を流しながら
恥をさらすときには
恥をさらしながら

口惜しいときには
「こんちくしょう!」と
ひとり歯ぎしりを咬んでさ
黙って自分の道を歩きつづけよう

愚痴や弁解なんて
いくら言ったッて
何の役にも立たないもの…

そしてその時こそ
目に見えないいのちの根が
太く深く育つ時だから

何をやっても思うようにならない時
上にのびられない時に
根は育つんだから…

雨の日には雨の中を
風の日には風の中を… 

(引用終わり)

新型コロナウィルス感染症拡大防止のために、
生活の中で、いろいろな「制約」があったり、
予定されていたことが「中止」「変更」になったり、
こんな「寂しい思い」「悲しい思い」をした経験は、
私にとっても、長い教師生活の中でも、初めてです。

でも、悲しんでばかりいるわけにはいかない!
このままでは、終わらない!
この「現実」をしっかり受けとめ、じっと耐え、
この環境の中で、「今、やれること」をやっていきたいと思います。

南中生の皆さん、ともに頑張りましょう!
合言葉は、
「コロナに負けない!」
「今、私たちにできること!」

一人一人が、 “クリキンディー”です!

相田みつを氏が言われるように、
何をやっても思うようにならない時
上にのびられない時に
根は育つんだから…。
そして、根がしっかりしていれば、
やがて、近い未来に「大輪の花」を咲かせることができるのだから…。

南中生一人一人の
「目に見えないいのちの根が、太く深く育ちますように…。」(祈り)

相田みつを美術館の詳細はココをクリックしてください。
東京駅のすぐそばにあります。
コロナが終息したら、ぜひ一度、行ってみてください。