<校長室の窓> 長谷部誠選手から学ぶ
- 公開日
- 2020/06/09
- 更新日
- 2020/06/09
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
サッカー元日本代表キャプテンの長谷部誠選手を知っていますか。
今の3年生が1年生の時に、集会で紹介したことがあります。
長谷部誠選手は、今も、
サッカーのドイツ1部リーグ「フランクフルト」に所属し、
「第1戦」で活躍しています。
そして彼は、この6月6日に無観客のホームで行われたマインツ選で、
同リーグ通算309試合出場を果たし、
アジア選手の「最多出場記録」を更新しました。
一時の“称賛”が、すぐに“批判”に変わる厳しいドイツ1部リーグ。
その中で謙虚な姿勢を貫き、
「フランクフルト」の幹部は、彼がクラブにもたらす
「卓越した規律と高いプロ意識」を絶賛しています。
その信頼の高さは、同クラブの「ブランドアンバサダー」に
就任することからもわかります。
私は、大の巨人ファンで、
スポーツと言えば「野球観戦」しかしませんでしたが、
2011年に彼が20代後半で書いた『心を整える。』を読んで感動し、
その時以来、彼を応援し、彼の活躍をずっと見届けてきました。
今日は、その『心を整える。』(幻冬舎)の中から、
私が気に入っている言葉を紹介します。
■整理整頓は心の掃除に通じる。
日頃から整理整頓を心がけていれば、それが生活に規律をもたらす。
それに、きれいになった部屋を見たら、誰だって心が落ち着く。
僕は、モヤモヤしたときこそ、身体を動かして整理整頓をしている。
心の掃除もかねて。
■群れない。
子どものときから特定の友達と一緒にいるというよりは、
みんなと遊ぶようにしていた。
中学生のときには、
みんなから無視された子と、あえて一緒にいたこともあった。
■読書は自分の考えを進化させてくれる
試合に負けて気分が沈んでいるときも、
試合に勝って高揚しているときも、
本を読むと心が落ち着く。
先人の知恵や同世代を生きる人の言葉からヒントを得る。
それを自分に当てはめて、自分の考えを掘り下げてみる。
僕にとって、読書は心を落ち着かせてくれると同時に、
自分の考えを進化させてくれるものである。
■迷ったときこそ、難しい道を選ぶ。
背伸びをしても、ジャンプをしても、先が見えないような壁の方が、
乗り越えたときに新たな世界が広がるし、新たな自分が発見できる。
今、ドイツでプレーしていて、焦りもあるし葛藤もある。
けれど、そういう苦しみがあるからこそ、挑戦は楽しい。
僕は、常に「難しい道」を選び続けられる人間でありたい。
■外見は自分だけのものではない。
プロサッカー選手にとって、茶髪・ロングヘアなど、
外見は、アピールポイントの一つかもしれない。
でも僕は、まず身近にいる人たちが、
どんな思いで見ているかということの方を大切にしたい。
なぜなら、きちんとしていることで、
「嫌な気分」になる人は、誰もいないのだから。
僕は、外見よりも「ピッチのプレー」でアピールする。
長谷部選手の言葉の本校HPへの掲載は、
『心を整える。』の発刊元の幻冬舎から、許可をいただいております。
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