<校長室の窓> 柳沢幸雄先生から学ぶ
- 公開日
- 2020/05/08
- 更新日
- 2020/05/08
校長室の窓(〜2020年度)
保護者の皆様へ
あの有名進学校の開成中学・高校の校長を9年間務め、
現在、北鎌倉女子学園長をしてみえる柳沢幸雄先生の言葉を
ご紹介します。
外出自粛でできた時間を、
子どもには「有意義」に
保護者には「親子のコミュニケーションを深める時間」に
使ってほしいと思います。
この3月末まで9年間校長を務めた
開成中学・高校では、一斉休校時、私は、
5つの大陸で異なる発展を遂げた人類文明の謎に迫る書籍
『銃・病原菌・鉄』を読むように、生徒に呼びかけました。
現在の世界情勢の原因が、ウイルスだったことにヒントを得たもので、
歴史を「大きな視点」で考える機会になると思ったからです。
家でゲームに夢中になるのも、もちろんいい。
それぞれの人生だから。
ただ、「その報いは必ず来るよ!」と、
子どもたちに伝えたいものです。
また、保護者はこの時期、
「子どもの話」に、真剣に耳を傾けてほしいと思います。
反抗期の子どもは、なかなか親の言うことを聞かないので、
うまく相づちを打ってください。
そして、「5W1H」を意識して子どもに質問し、
子どもが頭を「フル回転」して伝えようとするように仕組めば、
「論理的」に話す力も身につきます。
「勉強しなさい!」としかるのは逆効果です。
一緒に家事をして、少しでも成長した部分があったら、
ほめてほしいと思います。
そうすれば、子どもは自信を持ち、自己肯定感を高め、
様々なことに積極的に取り組むようになります。
(読売新聞参照)
学校が休校となり、保護者の皆様に、
大きなご負担をおかけしておりますこと、
校長として、本当に申し訳なく思っております。
また、お仕事がお忙しい中で、
本来、学校が担うべき役割を保護者の方にしていただき、
心から感謝をしております。
本当にありがとうございます。
保護者の皆様方も、かなりお疲れのことと拝察致します。
人間ですから、ストレスからイライラされることもあるかと存じます。
そんな時は、ぜひ、
この柳沢先生の言葉を思い出していただければ幸いです。
ぜひ、お子様の「頑張り」をほめていただき、
お子様の「自己肯定感」を高めてあげてください。
お子様は、親からほめられれば、
口には出さなくても、必ずうれしい気持ちになり、輝きます!
その「照り返し」で、皆様も輝くのです。
釈迦に説法をお許しください。
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(写真出典 Yahoo!画像)