おすすめの1冊
- 公開日
- 2020/05/06
- 更新日
- 2020/07/25
校長室の窓(〜2020年度)
南中生の皆さんへ
「休校中」の皆さんにぜひ読んでもらいたい本があります。
「休校中」だからこそ、読んでもらいたいのです!
その本とは、ジャーナリスト・池上彰(いけがみあきら)氏の
『なんのために学ぶのか』(SB新書)です。
この本の内容を、簡単に紹介することはできませんが、
私が「いいな」と思った言葉を、少しだけ紹介します。
人間は何歳になっても、
「世界を知りたい」「世界の謎を解きたい」という気持ちを持っている。
そうした気持ちのあり方が、その人の教養を深める「エンジン」となる。
教養とは、
人生におけるワクワクすること、面白いことや、楽しいことを
増やすための「ツール」だ。
「知識=教養」ではない。
知識を教養レベルに高めるには「自分の頭で考えること」が大切で、
それこそが、教養のもう一つの本質。
私が、教養としての学びを強調するのは、
それが私自身の人生を豊かにしてくれたという実感があるから。
学んだことが、思わぬことで役に立ったという経験は、
数えきれないほどある。
教養を身につけると、何気ない出会いが「豊かな出会い」に変わる。
別々だった世界は、何層にも重なり合っていることに気づく。
その深く味わいある喜びを体験してほしい。
学びとは、決して盗まれることのない財産。
私は、学校の勉強は、実はそれほど好きではなかった。
私が「学ぶって楽しいな」と思えるようになったのは、
大学を卒業して、社会に出てから。
一度、学びの楽しさを味わってから、やみつきになった。
知らないことや新しいことに出会うと、
かえって好奇心が刺激され、
もっと多くのことを学びたくなる。
好奇心が満たされれば、大きな喜びにひたることができる。
一緒に「知の宇宙」に旅立とう!
池上彰氏の詳細は、ココをクリックしてください。