学校日記

<校長室の窓> 3つの「あ」

公開日
2020/04/30
更新日
2020/07/23

校長室の窓(〜2020年度)

南城中学校3年生の皆さんへ

受験勉強、日々、お疲れ様です。
今日は、心構えとしての3つの「あ」を伝授します。

あせらない (焦らない)
あわてない (慌てない)
あきらめない(諦めない)

休校中、一人で勉強していると、
「本当に今の勉強でいいのだろうか」と焦ることもあると思います。
こういう「焦り」は、自分だけではありません。
みんなそうなのです。安心してください。

まずは、学校から出ている「課題」をしっかりこなして下さい。
そして、春日井市の『学習支援サイト』で予習をしていきましょう。

私は、「焦り」をなくすポイントは、
「苦手教科」の克服だと思います。
私自身、中学3年生の時は「数学」が大の苦手でしたが、
冬休みに、集中して1冊の問題集に取り組みました。
たとえ1冊でも、やりきると、
「頑張った!」という達成感が生まれます。
それが自信につながり、「焦り」が小さくなっていくのです。

休校中は、「苦手教科」を克服するチャンスです!
高校受験では、苦手教科の有無が勝負を分けます。

次は「慌てない」です。
これは、「のんびりやりなさい」という意味ではありません。

時には、一つの問題をじっくりと時間をかけて解いたり、
時には、一つの読解文を、何回も何回も、徹底的にくりかえし読んだり、
時には、一つの社会事象を徹底的に調べたり、
じっくりと「学習教材」に向き合い、
じっくりとそれに浸(つか)ってみませんか!
この休校中なら、それができるのです。

皆さんには、「あの高校に入りたい!」
という志(こころざし)があるはずです。
1年後の自分を想像し、それに向かって頑張ろう!
という姿勢を持ち続けてほしいのです。
志があれば、必ず道は開けます。

「慌てない」とは、「今日一日」を大切にすることでもあります。
人生は、「いま ここ」を、いかに生きるか!なのです。

最後は、「諦めない」です。
これは、最も大切な要素です。

自分の人生の「主人公」は自分です。

簡単に諦めて、後で後悔する物語の「主人公」でいたいのか、
最後まで頑張って、勝利を手にし、
家族とともに「うれし泣き」をする「主人公」でいたいのか、
それを決めるのは、あなた自身なのです。