学校日記

<校長室の窓> 見えなかったもの

公開日
2020/04/28
更新日
2020/04/28

校長室の窓(〜2020年度)

南中生の皆さんへ

今日も、私が大切にしている言葉を紹介します。

暗いところでは
暗い星も見える

「満月」の夜空では、
「一等星」など明るく輝く星でないと見ることができません。

私は、学校から家に帰るとき、
職員玄関の前で、必ず「夜空」を見上げます。
春日井市では、街の灯りで、星があまり見えません。

でも、「野外学習」で生徒が寝静まったころに空を見上げると、
郡上(ぐじょう)の森の上には、満天の星が輝いていました。
いつもは、見えない「暗い星」も見えました。

暗い所というのは、
人間にとって「不便なところ」「危険なところ」です。
でも、そこに立つと、初めて見える星があります。

人間世界も同じではないでしょうか。
「自分がどこにいるのか」
「どういった世界にいるか」
によって、見えるものが全く違うのです。

そして、今まで「見えなかったもの」が見えた時、
人は「成長」するのではないでしょうか。


新型コロナウイルスで苦境に立たされた時に、
「人の優しさ」が見えてきます。
「人のあたたかさ」が見えてきます。
「人の強さ」が見えてきます。
今は苦しいけれと、実は、自分を成長させてくれている時なのですね!

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